2023-06-05 16:18:00

宗秋の和包丁3種について

八重樫打刃物製作所HPにお越しいただきありがとうございます。
事務作業が板についてきた弟子です。

HPのデザインを一新して半年が過ぎ、Instagram等の現代的ツール(?)を導入した結果、お客様からのお声がけが増えてありがたい限りです。
刃物のことでご相談したい方は本当にお気軽にどうぞ。

さて、今回の表題にもあります宗秋の「和包丁3種」について。
包丁をお求めのお客様から「菜切・鎌形・花丸の3種はどう違うのか」と立て続けにお尋ねがあったため、改めてご紹介したいと思います。

・菜切包丁
宗秋 菜切包丁 165mm
現代の家庭ではあまり見かけない、四角形の包丁。
野菜を切るのに最適で、幅が広く安定感があるのでカボチャなど嵩の高い野菜もお手の物です。
逆に、幅広で先が尖っていない(刺すことができない)ため、魚を捌いたり細かい細工をするのには不向きだと思います。

・鎌形包丁
宗秋 鎌形包丁 165mm
洋包丁(牛刀)の形状に近い包丁。
肉・魚・野菜問わず使えるので、店によっては三徳包丁と呼ばれることもあります。
菜切ほど幅広ではないが、切っ先は鋭く。
一般家庭で調理する食材にはこれ1本あればほぼ賄えると思います。

・花丸包丁
宗秋 花丸包丁 165mm
菜切と鎌形の中間のような形状の包丁。
適する用途としては菜切に近いと思います。
鎌形ほどではないですが、切っ先を使った調理も可能です。
先が鋭利な包丁が苦手、という方がよく手に取られます。

以上、弟子の主観混じりですが大まかな説明です。

包丁のほか、刃物でお悩みの方はご遠慮なくご質問ください。
星の数ほどあるメーカーの中から当製作所をご指名いただくのですから、お客様にはぜひ満足していただきたいと思っています。

読んでいる方の参考になれば幸いです。