2024-02-02 10:00:00
新年を迎えて
新年から1か月が経ちました。
弟子です。
本年も八重樫打刃物製作所をよろしくお願いいたします。
元日に発生した能登半島地震、テレビでは倒壊した街並みや隆起した地面など未だ非現実的な映像が流れています。
被災した方々や現地で復旧に尽力している自衛隊、警察、消防ほか関係者のことを思うと安直な言葉を使う気にはなりません。
今の弟子が行動で表せるのは買い物のお釣りをレジ横の寄付金箱に突っ込むことくらいです。
工房では仕事始めから継続して注文分の刃物を製作しています。
包丁の刃もだいぶまとまった数が出来てきたのですが、今度は「柄」の確保が難しくなってきました。
包丁の柄に限らず、特殊刃物の鞘をお願いしていた職人さんも先日廃業してしまいました。
鞘がなければお客様に商品を納めることもできません。
専門の職人さんがいなくなることの影響・痛手を身に染みて感じます。
黙っていても事態は解決しないので、継続して職人さんを探すか、これを機に自前で作るか、行動するほかありませんね。