鍛冶職人の弟子入り
毎日暑いですね、弟子です。
ふと、このコーナーを見て下さってる方の中には「弟子入り」に興味がある方もいるのかなと思いまして。少し長文になりますが、弟子の例で良ければ参考になるかなと…
弟子の前職はサラリーマンで、通訳・翻訳等が主な仕事でした。
結構やりがい持って仕事してましたが、本来弟子はモノづくりが好きで、伝統工芸品、中でも打刃物に強い興味を持っていまして。
そんな中、葛飾区主管の「伝統工芸士弟子入り支援事業」に親方のところがあるのを見つけましてね。
当時の弟子は家庭の事情とか色々あって前職を辞したばかりで、妻子持ちなうえに年齢制限も超えてましたので逡巡しましたが、これは人生の転機だと思い応募、有り難くも採用していただきました。
現在4年目が過ぎようとしてますが、自分の決断に後悔はありません(当然、親方家や家族が理解してくれたからこそですが)。
今日、刃物の各産地で同じような支援事業を見かけますから、鍛冶職の門戸が更に広がっている感じを受けますね。
弟子入りを真剣に考えている方の参考になれば幸いです。
包丁の手入れ(その2)
こんにちは。弟子です。
前回に引き続き、今日は和包丁の「保管」について…
出刃や柳刃など、持ってても毎日は使わない和包丁ってありますよね。
しばらく使わない包丁を保管する際は、綺麗に洗って水気をしっかり取った後、刃に油を塗ってポリ袋などで巻いておくと良いですよ(空気に触れさせないことが肝要です)。
油は専用品が販売されていますが、そこまでは…って方にはオリーブオイルがオススメです。食用だし安心、弟子も愛用してます。
弟子家の滅多に使わない柳刃とか上記方法で保管してますが、特に問題なく未だに錆びてませんよ。
※サラダ油はやめた方が良いです。弟子も試しにやりましたが、長期保管するとベタ付きが半端ないです(メーカー・種類によるかもしれませんがね)。
包丁の手入れ
どうも、弟子です。
今日は包丁の手入れについて簡単にお話しを。
打刃物、和包丁は切れ味は良いけれども「錆びる」というイメージがあります。
(ステンレスも状況により錆びますが、それはまた機会があれば…)
和包丁が錆びる主な原因は「水分」と食材などの「汚れ」ですので、ちょっとしたお手入れをすることで長持ちさせることができます。
といっても、使用後に食器用洗剤で綺麗に洗ったあと、熱湯をさっとかけて乾いた布巾で水気を取るだけです。
これをやるだけで普段使いではそう簡単に錆びませんよ。
和食の職人さんは刺身を引くたびに布巾で拭いますが、あれもそのような理由からだと思ってます。